サーバー移転記

【ウェブリブログ→「ロリポップサーバー」へ引越し→「inetdサーバー」へサーバーを替える】
《ブログの引越し&サーバー移転メモ》

◆ウェブリブログからロリポップへ

もともとこの「うさぎのライカの写真日記(旧うさぎの介護日記)」はBiglobeのブログである「ウェブリブログ」で始まりました。Web超初心者だった私はとりあえず簡単にブログがつくれそうなBiglobeを選びました。段々とブログに慣れてくると,いろいろなカズタマイズがしたくなります。特にCSSやFLASHを少し覚え始めてからはウェブリブログのカスタマイズでは物足りなくなってきました。そこでいろいろとサイトや雑誌を見ていると「Movable Type」という面白そうなブログがあることに気付き,私の「ブログ引越し」が始まりました。

「Movable Type」を使うには,自分のサーバーがいります。自宅サーバーかレンタルサーバーかという選択になります。しかし自宅サーバーをつくるのはセキュリティの面でやや不安だったのでレンタルサーバーを探すことにしました。そして以下の理由で「ロリポップサーバー」に決めました。

①いろいろなブログを見る中で、最もよく目にするサーバーの宣伝が「ロリポップ」であった。
②レンタルサーバー初心者の私にとって、分かりやすい解説がロリポップのサイトには多かった。
③「Movable Type」をどのようにサーバーに設置したらいいか、ものすごく丁寧に解説されていた。
④格安な年間契約料が一番気に入った点であった。
ムームードメインが連携していて、独自ドメインの欲しかった私にとってさらにお得感があった。
ムームードメインでドメインを取って、ロリポップを申し込むと初期設定費用半額というのに心惹かれた)


◆ブログの引越し:これはいたって簡単でした。ウェブリブログでブログのデータをエクスポート,ウェブリブログでは「Movable Type」のデータをインポートできるので逆も可能です。ロリポップに設置した「Movable Type」へウェブリブログでエクスポートしたファイルをインポートして完了。ただ苦労したのは画像でした。画像は自動的には復帰しないからです。一つ一つ自分で画像をロリポップサーバーへアップロードすることとなりました(画像のパスも全然違うので「Movable Type」の管理画面から一つ一つの記事にファイルをアップロードしました)。これは結構時間もかかり手間でした。

◆ロリポップサーバーをあきらめる

今回,初めてレンタルサーバーを変えてみた。ロリポップサーバーを去年から使っていましたが,以下の理由から移転を考えました。

①エントリーが400件を超えて、全ての再構築に時間がかかるようになってきた(10分~20分かかる上、途中でエラーが出て完全に再構築できないこともしばしばあった)。
②新規のエントリーを保存すると、必ず500エラーが起こる。
③MySQLというデータベースを使っていたが、コマンドラインでの操作ができない(sshが使えない)。
④ロリポップは登録者も多く、たくさんの人で一つのサーバーを共有しているようなので、一つ一つの操作が大変重たく感じた。
⑤容量が500MBのコースだったので、いずれ一杯になるので、早めに容量の多いコース、サーバーにしたい。

もちろんロリポップサーバーの格安感や丁寧な解説の載ったサイトやムームードメインとの連携などはいい部分ですし,決して悪いサーバーとは思わないです。今の自分のニーズに合わなかったというだけです。


そこで,移転を決め良さそうなサーバーを探しました。たくさんあるサーバーからいろいろな評価も気にしながらたどり着いたのが,「inetd(アイネットディー)サーバー」でした。

◇参考にしたサイト(レンタルサーバー比較編):
MovableTypeの再構築が早いレンタルサーバーは?
レンタルサーバー比較(ホスティング)ナビ -比較検討する情報源
レンタルサーバー比較(さらに詳しく知りたい!レンタルサーバー選びの注意点)
レンタルサーバーさくらインターネットを使いこなす 中級HP作成講座
InterNextServer(レンタルサーバー比較情報)

特に条件としてこだわったのが「容量が大きいが価格が高すぎない」「sshが使える」「MySQLやPostgreSQLが使える」の三つの条件でした。その条件とサーバーの評価をいろいろと探しながら「inetdサーバー」を見つけました。「inetdサーバー」の評価は「InterNextServer(レンタルサーバー比較情報)」において大変良かったので、試しに使ってみることにしました。

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◆inetdサーバーの自分なりの評価

機能的な面・自分なりの評価 備考・コメントなど
Movable TypeインストールCGI inetdサーバー独自のもので,Movable Typeがすぐにインストールでき,データベースの選択もいたって簡単。ラジオボタンで選択し、あとはデータベース名とパスワードを入れるだけであった(データベースはオプションになっているので事前にPostgreSQLの申込みをした→現在はMovable TypeについてはMySQLしか対応していないでの、こちらを使っている)。
Inetdサポートデスク とにかく対応が速くて親切。その日のうちにほとんど質問に対する回答が返ってくる。これは本当にありがたいと思った。メールでのやりとりではあるが、データベースのことやドメイン移管についての質問にも親切に応えていただき大変印象がよかった。
容量 5GB ディスクスペースは5GBで,SQLデータベース用としてさらに200MBのディスクスペースが利用可能。かなりたっぷりと使えます。激安プランを申込み,安くて重たいサーバーより少々高くても使いやすいサーバーならその方がいいかなと考え方を変えてみました。
ドメイン持ち込み 可能 ムームードメインで取得した「sansimai20.com」は検索エンジンのこともあり,そのまま使いたかったので,inetdへ移管するかそのままムームードメインで管理しておくかで迷ったが,結局はムームードメインのままとし,DNSサーバ名のみinetd指定のものに変更した。移管すれば料金の支払いを一本化できるが,仮にまた他のサーバーへ移りたくなったときに手続が面倒な気がしたので今まで通りにした。
SSH(OpenSSH) これが使えるとコマンドラインでの操作が可能なので是非使いたかったものでした。特にUNIXコマンドを使えることでPerlモジュールのインストールが可能になり,いろいろとブログのカスタマイズに幅が広がるだろうと考えました。sshを使う場合,ssh2公開鍵を使用すると便利です。
SQLデータベース MySQLとPostgreSQLが使えます。容量は1GBまでで,最大10個までデータベースがつくれます。初期費用1,050円(1データベース追加ごと)がかかりますが,月額使用料は無料なのでいいと思いました。MySQLについてはコマンドによる操作もできるほか「phpMyAdmin」が使えるのでロリポップと同じです。
CRON CRONが利用可能なので、定期的に再構築などしたいときに便利です。PostgreSQLはVACUUMコマンドを定期的に実行させ,不要となったデータ領域を回収しなければならないのでCRONを使うと便利です。

※以上がおもに私がいいなと感じた部分で、これらの条件から考えて「inetdサーバー」へ移転することに決めました。いよいよデータの移行部分です。これが大変でした...。

◆サーバー移転を開始するも大苦戦

ここではデータの移行部分を自分なりに振り返って,またいざという時のための備忘録とします。レンタルサーバーを変えるにあたり苦労したことは,データの移行部分でした。これが失敗の連続であり,以下経過を載せてみます。

①エントリーが400件近くあったので、MySQL + phpMyAdmin によるバックアップ
を取って移行すれば
難なく済むだろうと思われました。同時にムームードメインの管理画面からinetdサーバー指定のDNS情報へと変更しました。
②そこで、最初はまずinetdサーバー側でMySQLを申込み、次に「Movable Type」を新規インストールし,MySQL + phpMyAdminによるデータのインポートを行いました。これで楽勝だと思いきや何とコメントがインポートできませんでした。約1500件ほどあったのでデータが大きすぎたのかどうかは分かりません。しかし最大サイズをオーバーしていないのにインポートできず断念しました。
③コメントだけを諦めて他のデータを復旧するも文字コードがUTF-8からEUC-JP(データベースがEUC-JPしか使えない)へと変わったので,文字化けが起こりました。
④そこで、「Movable Type の文字コード変換スクリプト」を使ってブログの文字コードを変換して文字化けは治まりました。しかし,今度はなぜかトップページの表示ができませんでした(DNS情報がすぐ切り替わらないせいもあったのかもしれないが何度アクセスしてもうまくいかず)。
⑤ここで,どちらにしてもコメントが復旧できないのなら,いっそのことデータベースを以前から興味のあったPostgreSQLへ変え,もう一度新規にブログを構築しなおそうと考えました。そこで,一度DNS情報をロリポップに戻し,改めて「Movable Type」の管理画面から今度は「エントリーの書き出し」を行いました。文字コードは違いますが,データを移行し終わってから後で変換しようと考えました。その他,全てのテンプレートファイルのバックアップをメモ帳にて取っておきました。
⑥再び「inetdサーバー」のDNS情報へ変更し,新規に「Movable Type」をインストール。Six Apart社の「Movable Typeのエントリーを別サーバーに移行するには」の記事を参考にもう一度ブログのデータ移行を試みました。これならコメントを復帰できる,そう思った私は「Movable Type」の管理画面から「エントリーの読み込み」を行いました(データが大きかったので分割して読み込んだ)。これで成功かと思いきやいきなりSQLエラー。カテゴリーが読み込めないという内容でした。もう完全にここで嫌になりました...。
⑦かなりへこみましたが,しばらくして気を取り直し「エントリーの書き出し」で残っていたテキストファイルを一つ一つデータ復旧していこうと決めました。膨大な量でしたが,読み返して要らない記事は削除しスリム化していきました。テンプレートはメモ帳で残しておいたファイルの内容をコピー&ペースト。これも手間がかかりました(もちろん「画像,script,プラグイン」関係も手作業で新しいサーバーへアップロードしました)。
以上がサーバーを替えるにあたって苦戦した記録です。素人な移行なので参考にならない内容ばかりですがお許し下さい。


◆参考にしたサイト(データ移行編):
TECHNICAL BLOGこれで文字化けも回避! Movable Typeサーバ移行と統合あれこれ
Movable Typeのレンタルサーバー引っ越しに大苦戦
小粋空間(自宅サーバからレンタルサーバへの移転メモ)

【Movable Typeが使える比較的ロープライスなレンタルサーバーの比較表】

レンタルサーバー名 プラン名 初期費用 月々の料金 一年間の料金 使えるMovable Type ディスク容量

Lightプラン 1,029円 1,008円 10,080円(月当たり840円)

MovableType6.3.3
自動インストール
(※サーバ共用人数200人)

50GB
X10プラン 3,240円 1,080円 12,960円(月当たり1000円) Movable Type (MTOS),Movable Type4.261-ja自動インストール 200GB
高速大容量レンタルサーバ10G   無料 550円 6,600円 Movable Type利用可能 10GB
スタンダード 6,480円 1,944円 29,808円 MovableType Open Source
ワンクリックインストール
50GB
SPPDレンタルサーバー ベーシックプラン 1,080円 1,080円 11,880円(一か月分OFF) Movable Type インストール可 10GB
GMOクラウドのレンタルサーバー ミニ 5,000円
3/31まで全額キャッシュバック
1,315円 12,096円 Movable Type6
1商用ライセンス
自動インストーラー付(有料オプション1,000円)
200GB
GMOクラウドのレンタルサーバー レギュラー 5,000円
3/31まで全額キャッシュバック
1,981円 18,624円 Movable Type6
1商用ライセンス
自動インストーラー付(無料オプション)
400GB
Quicca ライトプラン 926円 230円 2,760円 Movable Type利用可能だが
Movable Typeの設置方法は書かれていないので注意
10GB

※Movable Typeのうち、MovableType Open Source(MTOS)はバージョン5までで、バージョン6はありません。また、カスタムフィールドは使用できませんので最新のMovable Typeとは違ってきますので注意が必要です。

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