Leica Elmar 90mm /f4(Scr)の最近の記事

2017年7月27日

奈良町のアグネスカフェ奈良を撮る

Nara #54 by Hiro _R on 500px.com


Leica M8
Leica Elmar 90mm /f4(Screw Mount)
90mm/f/4
1/60s/ISO 640/RAW
Processing with Photoshop CC


近鉄奈良駅の近くに小西さくら通り商店街があります。その通り沿いにロコモコの美味しいハワイアンカフェ「アグネスカフェ奈良」が最近できました。妻に連れられ一緒に入ってみました。お店の雰囲気がユニークで写真を撮らせてもらいました。ハワイのビールとロコモコを頼みました。カレーソースがかかっていて美味しかったです。インテリアの照明の陰影が面白く,その部分を切り取ってみました。壁に掛かっているイラストのデザインもハワイらしさを感じる夏の雰囲気でした。

2017年7月26日

Leica M8で鏡神社内の祖霊社を撮る

Nara #53 by Hiro _R on 500px.com


Leica M8
Leica Elmar 90mm /f4(Screw Mount)
90mm/f/4
1/125s/ISO 640/RAW
Processing with Photoshop CC


入江泰吉記念奈良市写真美術館に隣接する新薬師寺のすぐ近くに鏡神社があります。この神社は平安時代初期の806年に新薬師寺の鎮守として境内南側にて創建されました。奈良時代の半ばに能力がありながらも大宰府への赴任が決まり,これを左遷と感じて北九州で反乱を起こした藤原広嗣が処刑された唐津の鏡神社から勧請(神仏の来臨や神託を祈り願うこと)を受けたものと伝えられています。その藤原広嗣が祭神とされている神社です。


この神社内にひっそりと佇む写真のような祖霊社があります。大きくはないのですが,そのデザインというか存在が気になり撮影しました。ちょうど夕日がうっすらと射しこんだ瞬間でした。祖霊社とは,屋敷内の一隅または先祖に由緒のある地点に設けられた祖霊をまつってある社のことです。この祖霊社にお供えされている御神酒を入れる容器である「瓶子(へいし,またはへいじ)」への反射光もきれいでした。白い器にうつる太陽光がこの写真にアクセントを与えています。


Leica Elmar 90mm f/4とフード


二枚目の写真は,ライカ M8に「Leica Elmar 90mm /f4(スクリューマウント)」レンズを付けたところです。入江泰吉さんがかつて使っていたレンズをデジタルライカで使ってみました。描写は大変美しく,繊細な写りをします。このレンズは1952年製です。ライカ M3が発表される二年前なので,主にバルナック型ライカカメラ用に使われたものと思われます。レンズ面に多少拭き傷がありますが,写りには問題なしでした。鏡胴は梨地のシルバークローム仕上げです。ヘリコイドの動きがスムーズで距離計で合わせやすいレンズです。レンズ前部銘板はクロームに黒の刻印がなされています。基部にレザー様の帯が貼られています。


ライカフードADFIK


三枚目の写真は,このレンズに付けているフードです。ニューヨークライツのズームフード「ADFIK」を使っています。このフードはスタイルも良く,ズマロンやエルマー35mm,ウォーレンサックのヴェロスティグマット127㎜ f/4.5レンズにも使えて便利です。フード内の文字が大きめなのが特徴です。

2017年7月25日

南都白毫寺の長い石段の参道

Nara #52 by Hiro _R on 500px.com


Leica M8
Leica Elmar 90mm /f4(Screw Mount)
90mm/f/4
1/2000s/ISO 640/RAW
Processing with Photoshop CC


エルマー90ミリf4のレンズで白毫寺の急で長い参道の階段を切り取って撮影しました。ライカ M8ではちょっとした望遠レンズになってしまいますが,夕日の柔らかな陰影を撮ることができました。ライカ M8は被写体の余計なものをそのフレーミングの中に入れることなく,うまく切り取ってくれるカメラだと思います。

2017年7月24日

Leica M8+Elmar 90mm f/4で石仏の表情を撮る

Nara #51 by Hiro _R on 500px.com


Leica M8
Leica Elmar 90mm /f4(Screw Mount)
90mm/f/4
1/500s/ISO 640/RAW
Processing with Photoshop CC


白毫寺には,多くの名もなき石仏が残っています。その中で,今までの撮影で気にとめていなかった写真の石仏が気に入りました。肘をついて,考えごとをしている感じの仏様です。表情はにこやかで,夕刻のやや強くなってきた西日に照らされながら,その周りの光によって表情が浮かび上がりました。まるでこの仏様が木陰で休息しているようにも見えます。ライカのエルマー90mm f/4のレンズは,とても繊細な表現をするレンズです。仏様の周りに映された木の葉の細やかな陰影がとても美しいと思いました。刻々と夕日の光の強さは変化していましたが,この瞬間がその陰影が美しいと感じたときでした。

2017年7月23日

夕刻の南都白毫寺御影堂の陰影を撮る

Nara #50 by Hiro _R on 500px.com


Leica M8
Leica Elmar 90mm /f4(Screw Mount)
90mm/f/4
1/1000s/ISO 640/RAW
Processing with Photoshop CC


今日から入江泰吉記念奈良市写真美術館にて,「開館25周年記念 入江泰吉「菊池寛賞受賞作品展」―『古色大和路』『萬葉大和路』『花大和』―」という展示が始まったため,早速見に行ってきました。私が好きな写真家の一人である入江泰吉さん。古都奈良のイメージを求めて,常に奈良をテーマに写真を撮られていました。その中でも入江さんが71歳の時に菊池寛賞を受賞した「古都奈良の社寺と自然を見事な写真芸術に仕上げた色彩美」として評価された著名な三部作の写真集である,『古色大和路』『萬葉大和路』『花大和』から80点が厳選され,今回展示されていました。とても楽しみにしていたので,初日から行きました。


入江泰吉「大和路」シリーズ


この三部作はいずれの作品もカラー写真です。入江さんはモノクローム写真作品に長年親しんできたため,当時流行し始めていたカラー写真の作品を発表することに躊躇されていたようです。元来入江さんのイメージの中では,奈良の風物詩を常にモノクロームに変換して作品を作ってきた経緯があります。私が持っている二枚目の写真の『大和路』の二巻シリーズはすべてモノクローム作品であり,入江さんが写真家として有名になったきっかけの写真集です。ずっとこのスタイルで通してきた入江さんにとってはカラー写真の作品は,すぐには吸収できないものだったようです。絵画と違い,モノクロフィルムからスタートしている写真の世界では,色という要素は取り入れることが難しいものだったに違いありません。今でこそ簡単にデジタルでカリカリの色鮮やかなカラー作品を撮ることが可能になりましたが,現像のプロセスを考えると当時は導入に踏み切るのは容易なことではなかったと想像します。


入江泰吉「大和路」カメラデータ


今回,白毫寺で使ってみたライカのレンズは,小ぶりなスクリューマウントの「Elmar 90mm /f4」レンズです。入江泰吉記念奈良市写真美術館から歩いて20分ほどで行けるので,再び白毫寺へ行ってきました。今回もまた拝観時間の終わりぎりぎりまで写真を撮りました。エルマーのこのレンズは,バージョンがいくつかありますが,私が使ったのは1952年製のものです。三枚目の写真にあるように「大和路(第一集)」の作品で使われたカメラ機材などの作品データの中にこのレンズが入っていたので,モノクローム写真でいつか使ってみたいと思っていたレンズです(データの中のズマリットはズマロンの間違いではないかと思います)。写りはモノクロームにすると細かいところまで素晴らしくよく写ります。カラーでは,やや渋めのトーンだとRAW現像してみて思いました。さらに,このレンズも使っていこうと思います。ライカ M8では90㎜は117㎜になります。