2017年5月アーカイブ

2017年5月 7日

白毫寺の石仏の道に注ぐ陽射し

Nara #41 by Hiro _R on 500px.com


Leica M8
Steinheil Munchen Orthostigmat 35mmf/4.5(Screw Mount)
35mm/f/4.5
1/125s/ISO 160/DNG
Processing with Photoshop CC


白毫寺の本堂の奥へ歩いていくと,午後の陽射しが大変美しい石仏の道があります。小さいですが,いくつも立てられている石仏たち。私は奈良でよく見かける道端の石仏に何かしら素朴な魅力を感じて,今までもいくつか写真を撮りました。こういった木陰にひっそりと佇む仏様たちが実は我々の日々の生活の信仰の対象になっていたりします。参道のみならず,この道の木陰に降り注ぐ太陽光も,白毫寺では大変美しいと感じました。

2017年5月 5日

Leica M8で白毫寺の参道を撮る

Nara #40 by Hiro _R on 500px.com


Leica M8
Steinheil Munchen Orthostigmat 35mmf/4.5(Screw Mount)
35mm/f/4.5
1/250s/ISO 160/DNG
Processing with Photoshop CC


奈良市高畑町にある「入江泰吉記念奈良市写真美術館」を通り過ぎて,歩いて20分ほど行くと「白毫寺(びゃくごうじ)」という古寺があります。この寺院は若草山や春日山に続いて南に連なる高円山(たかまどやま)のふもとにあります。100段余りの古びた石段を上り,写真のような参道を登っていくと,奈良市全体が展望できる本堂へと連なります。


故入江泰吉さんが好んで撮ったこの白毫寺は,萩の花や五色椿で有名な寺院です(ただし,ここ二年くらい萩の花があまり咲いていません)。また参道の歴史ある雰囲気や土壁の剥がれた感じが古都奈良を感じさせるいい場所です。このゴールデンウィークに妻とここを訪れ,Leica M8でまず参道を撮ってみました。レンズはシュタインハイル社の「Orthostigmat 35mmf/4.5」を使っています。今回は初めてモノクロに変換しましたが,フィルムライクな陰影の柔らかさが特徴のレンズです。カラーにすると暖色系ですが,モノクロもとても味があると感じました。


この日は風もあって,あまり暑くない一日でした。晴れたり曇ったりの天気でしたが,参道に降り注ぐ太陽光が門の土壁に柔らかくあたっているこの瞬間の陰影が美しかったです。

Leica M8+Orthostigmat 35mmf/4.5で白毫寺の石仏を撮る

Nara #41 by Hiro _R on 500px.com


Leica M8
Steinheil Munchen Orthostigmat 35mmf/4.5(Screw Mount)
35mm/f/5.6
1/125s/ISO 160/DNG
Processing with Photoshop CC


白毫寺の撮影第三弾です。白毫寺内の石仏を一つ一つじっくりと見ていきました。顔の表情のあるもの,欠けてしまってよく表情の見えないものがいくつかありました。その中で,太陽光がこの道の木陰に柔らかく差し込み,落ちている椿と石仏を照らした光がきれいだと思いました。


さりげなく立つ石仏と苔のついた古びた感じ,周りの土や落ち葉の色合い,落ちてしまった椿の儚さなどに古寺の良さを感じます。故入江泰吉さんがよく著作で述べていた「ほろびの美」というイメージが,この石仏や椿に重なるように私には感じました。また,Leica M8の発色と使ったレンズ「Orthostigmat 35mmf/4.5」の暖色系の色がこの雰囲気に合っていると感じました。


Leica M8とOrthostigmat 35mmf/4.5


二枚目の写真は,Leica M8にシュタインハイル社の「Orthostigmat 35mmf/4.5」レンズを付けたところです。このレンズには,「Made in Germany US-Zone」と「Made in Germany」の2種類があるそうですが,私の持っているのは後者の方です。ライカの「Summaron 35mm/f3.5」レンズの後期スクリューマウント,あるいはM型バヨネットタイプのレンズと形状が似ています。ズマロンに比べ,F値の開放が4.5ということで,暗いレンズですが,色合いはズマロン,以前持っていたズミクロン35㎜の七枚玉より自分の好みです。とてもいいレンズだと思いますし,シュタインハイル社のレンズの中では「カルミナー135mm f/4.5」レンズに比べ中古カメラ屋で見つけにくいと感じます。このレンズにはフォーカス用のノブが付いていて、ピント合わせがしやすいです。写真では見えてませんが,丸い形状のノブが2つ付いています。


ズミタール用フィルター1


三枚目の写真は,「Orthostigmat 35mmf/4.5」レンズに使えるフィルターです。フードはオリジナルのものを手に入れるのは困難ですが,フィルターについてはライカのズミタール50㎜ f/2レンズと同じものが使えます。これがなかなかこのレンズの面白いところです。写真ははめ込みのリング(左)とフィルター(右)とです。両方セットでないとフィルターとして使うことができません。


ズミタール用フィルター2


四枚目の写真がリングとフィルターを付けたところです。ズミタールレンズと「Orthostigmat 35mmf/4.5」レンズはレンズが奥深くに入り込んでいる構造ですので,リングなしではライカ純正や市販のフィルターでは付けることができません。私はライカ純正らしきリングとフィルターを使っていますが,他社製品のリングでもはめ込めるものがあるようです。フィルターに関しては写真家のセイケトミオさんのブログの「ズミタール」に関する記事のコメント欄が参考になりました。