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2018年6月 4日

『桂離宮のモダニズム』展

桂離宮のモダニズム展


M9 / Summar 50mm
ISO 160/RAW/Taken at Osaka


5月12日(土)から始まっている京都文化博物館2018年度総合展示の一つとして,故石元泰博さんの写真展が開催されていました。京都平安京の歴史を考古学的な出土品なども交えながら展開される多くの展示は結構勉強になりました。石元さんの桂離宮のフィルム写真作品は最後に展示されていて大変見応えがありました。石元さんについては,以前シグマが出版しているフリーのパンフレット「SEIN 11」でその記事を見たことがあり,印象に残っていました。


この展示では,光と影の使い方,茶室の要素を含んだ数寄屋造の桂離宮の独特な建築様式の斬新さが目を惹き,何かずっと見ていたいような錯覚に陥ってしまった作品群でした。特に面白いと思ったのは,桂離宮の幾何学的な構造で,石元さんの切り取る構図がどれも美しく,ありのままを写していながらも構図によってそれが絵画のように見える不思議さを感じました。モノクローム写真だからこその陰影の表現なのだと思います。シカゴ・インスティチュート・デザインという学校で学んだという経歴を持つ石元さんの視点は,私の好きな写真家の故入江泰吉さんの視点とはまた違う,何かモダンな独特な感性を感じました。この展示は,7月10日(日)まで開催されています。




Hahnemuhle フォトラグバライタ 315gsm A4 25枚入 430350

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