うさぎとライカのオールドレンズが好きです。写真はLeica M8で主に撮っています。現在同居中のホーランドロップとの生活やお気に入りのライカのオールドレンズやその写り,写真について綴ります。

ラビットメディスンの最近の記事

退院してすぐの四女うさぎ


Sony α7
LeicaR Super-Angulon 21mm f/4
21mm/f/4
1/25s/ISO 1250
Effect with Photoshop CC


以前の記事で四女うさぎの最期の話に少し触れましたが,その続きのような内容になります。初七日も終えて,まもなく亡くなって二週間になろうとしています。まだ四女うさぎへの悲しい気持ちは残ったままです。


ただ,いつまでも悲しんでばかりもいられません。日々の仕事をしながら時々ふとよぎる自分の考えを少しまとめてみました。7月末からの四女うさぎの酷い下痢は,ラビットメディスンなどの本を読んでいると,腸閉塞だったのではと考えます(そういった診断はなされませんでしたが)。毎日順調に食べることができていた流動食ですが,少しずつ消化力が落ちていて,胃に内容物が溜まる事態に陥ったと思われます。


腸の中のものは全て下痢によって外へ出てしまいましたが,入院時のレントゲンでは胃に内容物がたっぷりと溜まっていたので,腸の機能が落ちていたと考えられます。その後ペレットを食べ,水をよく飲んでいたので回復したように見えましたが,それは一時的なことであり,8月初めの退院時には元気がなく家に帰っても覇気がありませんでした。キャリーで連れて帰る時の,しんどそうな表情が今でも忘れられません。


かかりつけの動物病院での入院時の対応ですが,普段から前脚と後脚の痺れにより,四女うさぎはうまく立つことができませんでした。このところずっとしてなかったレーザー治療を病院側が積極的にしていました。ところがいま振り返ってみると,毎日のように実施されたレーザー治療は,四女うさぎの組織を明らかに傷めつけていたような気がしています。レーザー治療は諸刃の剣でして,治療後は確かに前脚や後脚の動きが良くなったように感じますが,効果の持続力が弱く長続きしません。しかもレーザー治療は炎症を起こして治療するというものなので,必ずしもうさぎにとって有用かどうかよくわかりません。


動物病院側は何とか四女うさぎを立ち上がらせようとしていた節があります。しかし,土台それは無理な話。なぜあそこまで毎日のようにレーザー治療をしていたのか私は疑問に思います。あるいは途中で中止するようになぜ求めなかったのかと今は後悔しています。これは推察でしかありませんが,北摂の救急動物病院での血液検査の結果では,細胞が壊れているとされるCRP(C-リアクティブ・プロテイン)の数値がものすごく高く,その点を指摘されました。振り返ってみると,このレーザー治療による炎症が四女うさぎの中でかなり大きくなっていた気がします。その他WBCという炎症を表す数値も血液検査で同時に基準値を超えて高かったです。謎が深まるばかりです。


その他,自宅皮下輸液についても,四女うさぎの体にとっては明らかに負担になってしまったという点です。なぜ,最期の三日間連続でしなくてはいけなかったのか,亡くなった後に悔やんでも仕方のないことですが,不満と疑問が残ります。高齢うさぎにとって,乳酸リンゲル液はある程度は有用でしょうが,瀕死の状態を脱したばかりの四女うさぎには致命的になってしまいました。このような症例は他にはないのかと思い検索してみたら,猫の例ではありますが,最期は肺水腫で亡くなったとされる同じような事例がありました。これだけを原因とするには材料不足ではありますが,疑いは消えません。以下に今回の四女うさぎの様子と似ていた事例をあげてみます。


皮下点滴で急死することはありますか?
皮下点滴で急変、亡くなることはありますか?


四女うさぎや次女うさぎについて言えることですが,調子の悪くなっている老体のうさぎに皮下輸液は危険であるということです。ただし,次女うさぎの場合は自宅で皮下輸液を始めてかなり経ちますので,それだけを原因とするのは無理があると思いますが,こちらも点滴を中止することはできたと思います(水分の吸収力が弱まっていて,心臓に負担がかかっていたと考えられます)。四女うさぎの場合は,当日の朝は流動食を食べていました。ところが点滴後,じっとして長い間食べ物や水を口にしませんでした。そして,夕方になって急に苦しみ出しました。表情がもがくような感じで苦しそうでした。可哀想でした。長く身体が不自由でありながらここまで頑張ってきたことや,救急動物病院で少しですが回復の兆しを見せてくれたこと,そのことには本当に感動させられました。それだけに残念でした。なぜ動物病院側は皮下輸液をすすめたのか...。


話は変わりますが,欧米では,こういった状態の悪いうさぎやペットに対して,安楽死を選ぶ方法が結構とられるようです。ラビットメディスンにも書かれていました。ペットを長く苦しませないという考えからです。日本ではあまり見られないような気がしますが,選択肢の一つでもあります。この判断の良し悪しは分かりませんが,四女うさぎについては,私たち夫婦では最後まで我が家で看取れて良かったと思っています。救急動物病院へも連れていけて本当に良かったです。彼女には苦しみを長く与えてしまった面がありますが,一度は回復傾向を見せたので希望がありました。しかし,今となってはもうその本人がいません。ポカンと心に穴が開いた状態です。


長々と書いてしまいました。今の複雑な心境をそのまま書きました。まだ夫婦の中でも混沌とした思いが消えずに残っています。かかりつけの動物病院の対応に対する不信感も消えません。時間が解決してくれることもあると思いますが,色々と調べていく中でさらに分かってくることもあると思います。今は四女うさぎと次女うさぎの冥福を祈るばかりです。

たたずむうさぎ


少し前からうさぎ部屋からリビングに移った次女うさぎ。日光浴も十分にできて体調はいいようです。しかし,心配事もあります。それは食欲の波です。


12歳を超えてからは食べ物の好き嫌いが激しくなり,ペレットを完食する時と全然手を付けない日があったりとその日の気分的なところがあります。野菜も日によって好みが変わったりして,安定して食べてくれるサラダ菜やブロッコリー以外は試行錯誤です。


昨日も朝は全然食欲がなく困りましたが,これは空調のせいもあり温度調節にも苦心しています。夜に設定した温度が明け方には少し寒すぎてしまったり,あるいは朝冷えすぎるといけないと思って設定した温度が高すぎて,昼間の温度上昇によりさらに次女うさぎには暑すぎてしまったり,なかなか難しいところがあります。


そんな中,ケガの功名というのでしょうか,腎臓結石が見つかって以来の自宅皮下輸液がいまとても有効だと感じています。食欲不振の時,二日に一回の点滴を連続にしてみると食欲が回復することが多くなっています。以前「食欲が回復したうさぎと乳酸リンゲル液」という記事でも書きましたように,基本的にうさぎは脱水しやすく,代謝性アシドーシスに陥りやすい動物ですので,皮下輸液は水分と電解質を補うのに最適です。ラビットメディスンといううさぎの医療に関する本に詳しく書かれています。次女うさぎの場合,経口による水分補給には限界があり,効果的ではありません。


この自宅皮下輸液は,活用次第で次女うさぎにとっては効果的な食欲不振対策になりえることが分かってきました。

前脚が不自由なうさぎ


一昨日四女うさぎをいつものようにリハビリを兼ねてカーペットの上を歩かせている時,なぜかフラフラと歩くので不思議に思って観察していたら,彼女の左前脚に力が入っていないことに気付きました。


痺れが原因と思われますが,左前脚部分を私がちょっと力を入れて握ってみても,振り払う様子もなく無反応な感じでした。そもそも後脚の痺れの原因もよくわからないままここまで介護生活を続けてきましたが,脊椎の疾患あるいは神経の病気なのか謎が深まるばかりです。


いま先日購入した「ラビットメディスン」を読んでいますが,第12章の「神経および運動器疾患」が参考になりますが,エンセファリトゾーン症による疾患の説明が多く,四女うさぎの場合は,この症状については血液検査の結果グレーゾーンであり,鵜呑みにする訳にはいきません。考えられる症状は,「脊髄疾患」ではないかということです。以下この書籍からの引用ですが,


脊髄疾患はペットウサギで普通にみられ,多くの他の疾患が潜在する。柔軟性を伴う症状はグルーミング,排尿,盲腸便の採食を妨げる。


とあります。ウサギの脊髄疾患に関連した臨床症状には,いくつかの特徴があり,異常な歩行,毛繕いの困難,ツメダニ症,盲腸便の採取不可能,会陰の皮膚炎(肛門や会陰部周辺が汚れて感染する)などが挙げられています。


四女うさぎの左前脚の痺れを取り上げましたが,実は逆側の右前脚はずっと傾く体を支えてきたせいか,やや変形してきていると思われます。現在は右前脚で全身を支えようとしているため腕に相当な負荷がかかっています。とても見ていて気の毒になりますが,少しでも両前脚のバランスと感覚が戻り,体重を支える負担が軽減されればと願うばかりです。

食欲が戻ったうさぎ


今日も次女うさぎはとても調子が良さそうで,ペレットを完食していました。特に食欲の回復のきっかけとなったのは,ラディッシュでした。写真のように葉だけでなく,時々赤い蕪の部分もかじって食べてしまいます。


その他,ペレットの食いつきが良くなり,最近は毎日ほぼ完食しています。牧草は少なめになっていますが,野菜はよく食べているので,下痢に気を付ければ,水分補給に役立ちます。


昨日の記事で紹介した「動物病院スタッフのための輸液療法」の第三章にある「輸液剤の選択とその理由」によれば,次女うさぎが2日に一度皮下点滴している「乳酸リンゲル液」は,別名「ハルトマン氏液」ともいい,ナトリウム,カリウム,カルシウム,塩素,乳酸を配合しています。


この「乳酸リンゲル液」は「体液や電解質を喪失した多くの症例に適応となり,乳酸は代謝されて重炭酸となり,多くの病態で生じる代謝性アシドーシスを補正する」とあります。代謝性アシドーシスとは,呼吸以外の原因で体が酸性に傾きすぎてしまった病態のことをいいます。


また最近買った「ラビットメディスン」という書物からの引用ですが,

うさぎは水素イオンを排泄する能力が限られており,代謝性アシドーシスになりやすい動物であると書かれています。さらに,うさぎは酸塩基障害(特に代謝性アシドーシス),疼痛,ストレス,食欲不振,脱水の影響を受けやすく,それはうさぎの腎臓の反応によるものであるとしています。うさぎの腎臓はカルシウムの恒常性を保つ役割を有し,大量のカルシウムを排泄している。
と書かれています。次女うさぎはレントゲンで腎臓結石が見つかっています。私が心配しているのは腎不全です。これを防ぐには,現在行っている自宅皮下点滴をきちんと続けていくことだと感じています。


昨日の「うさぎ(動物)の脱水について考える」の記事の補足になりますが,この「ラビットメディスン」の第四章の輸液療法の項目には,

うさぎは嘔吐や下痢で明らかに体液が損失することはあまりないが,閉塞やうっ滞など消化器疾患が存在すると急速に脱水する。ほとんどの状況でうさぎにとって最も安全な輸液剤の選択は,乳酸リンゲルまたはハルトマン液である。
と述べています。


最後に,「乳酸リンゲル液」についてですが,企業によって,名前が変わってきます。次女うさぎが使用している輸液は「テルモのソルラクト輸液」です。これに成分表が近いものをあげてみます。

  • ラテック注・・・大塚製薬工場

  • ソルラクト輸液・・・テルモ

  • ハルトマン輸液「NP」 ・・・ニプロ

  • ハルトマン輸液pH8「NP」 ・・・ニプロ

  • ラクトリンゲル液"フソー"・・・扶桑薬品工業

  • ニソリ輸液・・・マイラン製薬=ファイザー

  • ハルトマン液「コバヤシ」・・・共和クリティケア

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