




あれから五ヶ月経った。あの時は大変ショックだった。もう長女の命もあとわずかかもしれない、そう覚悟したものである。最初の病院での誤診、訳の分からない獣医の答弁、そして目の当たりにした瀕死の長女。私は一瞬凍った。しかし、その後の転院からがよかった。一歩一歩体調が回復し、最悪の事態は免れる。そして、あっという間の五ヶ月。いま、写真のような元気な長女の姿がここにある。
今日は随分と首の傾きがましであった。傾き10度?ってくらいまっすぐな瞬間があった。これは何が原因とかはわからないが、本人がこのところ以前の生活の感覚をかなり取り戻しているのを実感するのである。最後の写真では、反対側にこれだけ首を強引に持っていけるのだからすごい。力いっぱい首を逆側に持っていくので、相当な力を出しているに違いない。
「斜頚」・・・本来首が傾くという意味の言葉だが、この原因となるのが「エンセファリトゾーン症」や「パスツレラ症」、衝突による怪我などである。長女の場合は血液検査で「エンセファリトゾーン症」が原因とわかったが、駆虫剤を飲んだだけで、他は何も飲んでいない。なので、これからはこのままだと思う。せいぜいうちではマッサージしかしてあげられないが、長女に話しかけて、精一杯私達の側で面倒を見ていきたい。最初の頃のような大変な介護生活は脱したので、いまは本当に楽になった。一日五、六回のトイレシーツ替えや、四度の食事などもう慣れてしまって私達の生活の一部になっている。
思うに、人もそうだが動物の生命のたくましさを長女を見て大変感じる。それとともに私達も介護を通して、随分たくましくなった。長女に鍛えられたという感じだ。生きる力、それが長女にはみなぎっている。キャリーの中でタオルにくるまれていた頃から、みるみる立ち上がり、くるくる回りながらもしっかりとバランス感覚を養う。今では盲腸糞も食べているし、首も立ち上がってきた。元の自分を取り戻そうとしている姿がまたいい。まだまだがんばる長女をまた応援よろしくお願いします。

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